【動画】「ヘルプマン」作者くさか里樹さんインタビュー=羽賀和紀撮影
介護問題や高齢化社会をテーマにした漫画「ヘルプマン」シリーズ(週刊朝日で連載中)が人気だ。作者のくさか里樹(りき)さん(63)は第40回日本漫画家協会賞大賞も受賞した。高齢ドライバー問題や認知症介護など、取り扱う題材の幅広さには専門家からの評価も高い。高知県香美市の作業場で制作の裏側などを聞いた。
――連載開始から18年ですが、今も評判です
介護の現場には人間ドラマが詰まっているから読まれるんでしょうね。主人公の葛藤を自分事と感じてくれる読者も多いからか毎回反響も大きいです。
漫画は知識や情報を発信するものではなく、人間ドラマを描くものだと思っています。介護の現場は人間関係が濃く、主人公の葛藤も絶えないので、ネタが尽きないです。
――「ヘルプマン」を描くときに意識していることは何ですか
まずは仕組みを理解すること。社会福祉の分野は行政の制度が常に変わるので、知識をアップデートしないといけない。毎回、大量の資料を印字して読み込んだり、全国の専門家からアドバイスをもらったりしながら描いています。
――ペンネーム「くさか里樹」の由来は
出身地の高知県日高村の旧村…
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル